我が家の息子も1歳7ヶ月を過ぎました。
すくすく育っていて母としては嬉しい限りなのですが、子育て中はほんと悩みがつきません。
産まれたての時はおっぱいをうまく飲ませられないとか、泣きやまないとか。
大きくなるに連れてなかなかハイハイがうまくならないとか、離乳食がうまく進まないなどなど、月齢によって常に悩みは変わってきます。
現在の悩みは、言葉がなかなか出てこないこと。
周りのお子さんと比べてはいけないとは思っていても初めての子育てということもあってか、なんか焦ってしまいます。我が家の息子はどうやらのんびりタイプのようです。
目次
都内の保育園事情と受けられる教育の違いで我が家が選んだのは
のんびりさんでもよいのですが、やはり将来のことを考えると親としては今から何か教育してあげられることはないかと考えてしまいます。
我が家は生後5ヶ月から親子教室に通っているのですが、1歳を過ぎてから保育園に入れたいと思っていました。
東京都なので最近では待機児童問題で認可保育園や認証保育園はなかなか入れません。
それに対して認可外保育園だと意外と空きがあります。もちろんその分料金がぐんと上がるのですが…。(それでも人気のところは空きが無い場合もある。)
ちなみに、認可保育園は両親とも働いていないと入れませんが、認証や認可外保育園は働いていなくても入れることができます。
我が家は、最初から認可保育園と認証保育園は多分入れないだろうと思い、認可外保育園を探していました。
料金が高いのは家計にとっては痛手ですが、メリットとしては認可・認証にはない様々な教育をしてくれる保育園が多い点。。
例えば、英語やリトミックなど認可保育園や認証保育園ではない授業を受けることができます。
その中でも一番気になったのがモンテッソーリ教育。最近話題ですよね。
オバマ前大統領やビル・ゲイツ、最近では将棋の藤井四段が習っていたことでお子さんのいない方でも耳にしたことがある方は多いのではないでしょうか。
簡単にいうと自主性を育て集中力がつくという教育方法なんですが、私自身が集中力がないので息子にはぜひ集中力をつけてほしいと思い、モンテッソーリ教育を受けられる保育園に通わせることにしました。
モンテッソーリ教育とは
モンテッソーリというのはマリアモンテッソーリというイタリアの女性医者が考えた教育方法です。
特に、自立性を育てる教育方法とされています。
簡単にいうと、子供が一人でやりたい事ができるように親が環境を整え援助する教育方法です。
親や保育士さんたちは子供たちがしていることを見守ることが基本で、どちらかと言えばみんなで遊ぶというよりも個別に好きな遊びをするイメージ。
保育園や幼稚園などでも取り入れている園は、縦割りにされ年齢の異なる園児が同じ教室で遊んでいることが多いようです。
モンテッソーリ教育のメリット、デメリット
メリット
- 縦割り教育が学べる。
- 集中力がつく。
- 手先が器用になりやすい。
- 一人ひとりに対して、細やかな指導をしてくれる。
- 指導方法が子供にとってわかりやすい。
- 落ち着いて物事が判断できるようになる。
息子の行っている保育園では行っていませんが、モンテッソーリを行っている教室や保育園などでは、縦割り教育をしているところが多いです。
縦割り教育の良い点としては、年の違う子供同士が同じ空間に居ることによって様々な刺激を受けれることです。
年下の子供であれば、上の子を見ながら実力以上の事ができる事があったり、年上の子供であれば、年下の子供の接し方や社会性などが学べるよい機会です。
デメリット
- 性格によって合う合わないが大きい。
- お受験対策などにはならない。
- 結果がすぐにでない。
- 協調性にかけることがある。
モンテッソーリ教育をやっていたからといって頭がよくなるというわけではないようです。
結構勘違いしている方がいらっしゃいますが、特にお受験対策にはならない事がほとんど。
例えば幼稚園受験でいうと、よく子供に対して質問されるのが好きなお野菜を3つ取ってください。など、質問されることがありますが、モンテッソーリではお野菜の名前を覚えるという授業はないです。
モンテッソーリを受けられるのは0歳ごろから。幼稚園時期が多く大きくなるにつれてモンテッソーリ教育を受けられる機関はほとんどありません。
そのため、小さいお子さんがいらっしゃる方は今がチャンスです。
モンテッソーリ教育を受けた子が成人してどのような影響がでるのかは個人によって違いますが、google創設者のサーゲイ・ブリン氏やラリー・ペイジ氏は「今のgoogleがあるのもモンテッソーリのおかげだ」と言っているのも事実なんですよね。
ほかにも、amazonやfacebookなどの創設者もモンテッソーリ教育を受けたそうです。
よく、モンテッソーリ教育に重点を置くと運動能力が伸びないとか、協調性にかけるともいうことがありますが、その辺は家庭で補えばいいだけのことだと私は思っています。
公園遊びや子供のたくさん集まるところで遊んでいれば運動能力もつきますし、協調性も学べると思います。
モンテッソーリを習っている息子の今の様子
モンテッソーリって実際どんな感じなの?!
私も初めて聞いたときは気になっていました。でもやっぱり中学校2年生でそれこそ彗星のごとく現れていきなり将棋29連勝を成し遂げた藤井四段が受けていたとなれば、子を持つ親としては気になりますよね。
保育園の中で実際に受けている様子は見ることができないのですが、写真でみるとこんな感じでやっています。
保育園ではモンテッソーリ教育用のお部屋があり週2回30分程度行っています。
貯金箱にダグを入れるお仕事をしています。
モンテッソーリでは自分でやりたいことを自ら選び黙々とやっていて、それを先生はお仕事と呼んでいます。
これは、色を合わせるお仕事。
このマグネットは赤色だね~とか丸い形だね~とか教えてあげれば色や形を一緒に学べます。
これはコインを移すお仕事。
大きいカップから小さいカップにコインを入れてね~とか言って一緒にやってあげれば大きさの概念が学べますね。
息子は毎回違うものを黙々とやっているようです。
黙々と一つのことに集中できるってこのくらいの月齢の子たちには基本難しいと思いますが、繰り返しやっているため段々集中力がついてきた感じがしています。
しかも手先を使うお仕事ばかりなので脳も活性化されてさらに良さそうです。
モンテッソーリを初めて息子が変わったことは?!
- 色の区別や形の区別がつき始めた
- 細かい遊びを好むようになってきた
- 集中して一人遊びをできる時間が長くなった
これは確実にモンテッソーリを始めたからとまでは言い切れないですし、月齢が進んだということもあるかもしれない。ただ、以前よりもパズルや細かい遊びを好むようになったのは実感しています。
逆に良くなかったと思うところは今のところ何もないんですよね。
息子はまだ1歳7ヶ月なので、そこまで高度なお仕事はできませんが、先生のお話によると「楽しそうに夢中になってやっていますよ」と。
どうやら本人は気に入ってやっているようです。
自宅でできるモンテッソーリのようなおもちゃ
モンテッソーリ教室には行かせてみたいけど、家計の面やそもそもどうなのか分からないし…。という方にはこんな手作りおもちゃがおすすめです。
タッパーとふわふわのボールが100円ショップなどで売っています。タッパーの真ん中にカッターで穴を空けるだけ。
タッパーの入り口を丸ではなくて細長く切って、ネームタグを入れるという変化もつけられますね。
こちらも100均で買ったチェーンリングをつなげて作ったもの。これをペットボトルに入れるお仕事です。
最初は3つくらい繋げたものから始めて、慣れてきたら段々チェーンを長くしてあげることで難易度を徐々に調節できたりしますよ。
最後はキャップを占めるお仕事までできればなど、手先を使う練習がたくさんできます。
息子はこの2つのおもちゃがお気に入りです。
簡単に作れてコスパもいいし、手先の練習になるのでおすすめですよ。
おすすめの本
モンテッソーリをもっと知りたいという方にはこちらの本がおすすめです。
私も読みましたが、家でできるモンテッソーリ教育の例がたくさん載って、普段の生活に取り入れられることばかり。お子さんの自主性を伸ばしたいと思っている方にはぜひ読んでほしいです。
まとめ
まだまだ、モンテッソーリの効果がでてます!とは言い切れない我が家の息子ですが、少しずつ集中力がつくようになってきたかな?と感じています。
今は息子が楽しそうにやっていてくれていれば良いので、これからもっとコミニュケーションをとれるようになってきて、もし彼自身が「やりたい」と言ってくれれば長く習わせてあげたいと思っています。
大人でもなかなか集中して何かを行うというのは難しいことですが、小さい頃からこのような教育を受けることで、きっと将来役に立ってくれるのではないかな?と思っています(期待しています!)。
モンテッソーリの効果が出て来るのって多分大人になってからでしょうから、これからの息子の成長が楽しみでもあります。
色々な習い事があり、何をさせてみようか迷いがちですが、モンテッソーリはやってみて意味が無かった、良くなかったという話は聞いたことがないし、口コミなんかをみても悪いことはほとんど書いてありませんでした。
モンテッソーリ教室に通うのも良いですし、家で実践してみるのもOK。
自主性を伸ばしてあげたいと考えている親御さんにはおすすめな教育方法です。ぜひ。
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